東京都の不動産売却を成功させるには?売却相場やおすすめ不動産会社を紹介

※当記事はアフィリエイト広告を含みます。

東京都は日本全国で最も不動産需要が高く、海外投資家からも非常に高い人気を誇っています。

不動産売却においても高額での売却が期待できるのですが、家の近所の不動産会社に任せて売れるのを待つだけでは、売却が失敗に終わる恐れがあるのです。

この記事では、東京都の不動産売却を成功させるために、事前に知っておきたい情報をお届けします。

東京都の不動産売却相場を「マンション」「土地」「戸建て」の種類別に分けて紹介する他、東京都の人気エリアや不動産売却のパートナーとなる不動産会社を探すのに便利な不動産一括査定サイトについてもご紹介します。

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東京都の不動産売却価格相場

東京都の不動産を高額で売却したいのであれば、日頃から相場観を養っておくことが非常に大事です。

買主側の不動産会社や買取業者から買取希望価格を提示された場合に、その金額が高いのか安いのかを判断できなければ、著しく低い金額で売却してしまう可能性があるからです。

まずは、東京都の不動産売却相場について「マンション」「一戸建て」「土地」それぞれに分けてご紹介します。

東京都マンション売却相場

まずは、東京都の最近2年間(2020年7月~2022年6月)の東京都のマンション売却相場をお伝えします。

23区のエリアごとに解説しますので、所有する不動産の地域をご参照ください。

都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)

期間件数平均価格
(万円)
平均m²単価
(万円/m²)
平均専有面積
(m²)
2020年7~9月9516800.71111.8657.23
2020年10~12月10166962.89114.2257.51
2021年1~3月11417009.55116.9556.82
2021年4~6月10017455.24123.7956.30
2021年7~9月9157342.24122.7655.71
2021年10~12月10107223.58123.7454.84
2022年1~3月9437724.60129.8755.55
2022年4~6月9877992.97132.6455.87
東京都心5区のマンション売却相場

東京都内でも、最も不動産需要が高いのが千代田区や中央区などを含む都心5区です。

平均成約価格はほとんどの期間で7000万円越えと非常に高く、1億~3億円の案件も多いです。

2020年~2022年にかけて売却相場はさらに上昇しており、東京オリンピック終了の影響はいまのところまったくありません。

東京23区東部(墨田区、江東区、足立区、葛飾区、江戸川区)

期間件数平均価格
(万円)
平均m²単価
(万円/m²)
平均専有面積
(m²)
2020年7~9月9264064.4162.5764.85
2020年10~12月9264109.8461.8065.79
2021年1~3月10634277.4565.6164.67
2021年4~6月9274319.9866.5864.28
2021年7~9月8244266.5065.9364.20
2021年10~12月9304556.0370.7964.05
2022年1~3月8834572.4370.4964.45
2022年4~6月8904872.2675.1063.23
東京23区東部のマンション売却相場

足立区や葛飾区など、23区内では比較的安価な部類に属するのが、23区の東部です。もっとも不動産価格が高い都心5区と比べて平均㎡単価は約半額となっており、比較的広い土地も多くなっています。ただし、江東区の豊洲などの沿岸部は2000年代以降需要が高まっており、高額での売却が期待できます。

東京23区西部(中野区、杉並区、板橋区、練馬区)

期間件数平均価格
(万円)
平均m²単価
(万円/m²)
平均専有面積
(m²)
2020年7~9月6113807.5263.7658.75
2020年10~12月5973944.9865.9359.12
2021年1~3月7373990.0666.9759.11
2021年4~6月6614097.0868.9158.90
2021年7~9月5524059.5370.1856.19
2021年10~12月6243907.6670.4454.45
2022年1~3月6184137.1173.4155.12
2022年4~6月5924223.8573.9256.25
東京23区西部のマンション売却相場

23区の西部は、練馬区や板橋区など都内では比較的安価で取引されている地域ですが、2021年以降不動産需要が高まっています。

平均成約価格が2021年4~6月期を境に上昇して4000万円代を突破している反面、専有面積が下がっているので㎡単価上昇へとつながっています。

東京23区南部(品川区、目黒区、大田区、世田谷区)

期間件数平均価格
(万円)
平均m²単価
(万円/m²)
平均専有面積
(m²)
2020年7~9月9565038.0980.7361.94
2020年10~12月9355179.8682.9861.65
2021年1~3月10955312.1586.4960.65
2021年4~6月9245596.3790.5360.65
2021年7~9月8375449.9290.0959.30
2021年10~12月8685654.6092.7559.88
2022年1~3月9375803.9695.6259.83
2022年4~6月9305606.7494.4858.09
東京23区南部のマンション売却相場

東京23区の南部は品川区、目黒区を中心に不動産需要が高く、平均成約価格も全期間で5000万円以上、㎡単価も80万万円以上となっています。

特に2021年4月以降は一層需要が高まり、平均㎡単価が90万円以上となっています。ファミリータイプのマンションであれば1億円以上での売却も充分に可能なエリアです。

東京23区北部(文京区、台東区、豊島区、北区、荒川区)

期間件数平均価格
(万円)
平均m²単価
(万円/m²)
平均専有面積
(m²)
2020年7~9月5604579.1580.2656.72
2020年10~12月6254620.9681.9955.80
2021年1~3月6884772.3386.0054.78
2021年4~6月5654709.7585.4754.25
2021年7~9月4974817.7790.2352.40
2021年10~12月6164869.2690.5052.63
2022年1~3月5384969.2690.8653.38
2022年4~6月5775041.5394.7052.07
東京23区北部のマンション売却相場

東京23区の北部エリアは文京区や豊島区の人気が高く、ファミリータイプの3LDKなど物件は1億円以上で取引されています。

他の地域と同様に、不動産需要はここ2年間でたかまっており、平均㎡単価も2021年7~9月期に90万円を突破しました。

参考:REINS

東京都一戸建て売却相場

続いて、東京都内のい戸建ての相場をご紹介します。マンション同様に都心部を中心に需要は高まっており、多くの地域で㎡単価が上昇しています。

都心5区および23区南部(千代田区、中央区、港区、新宿区、品川区、目黒区、大田区、世田谷区、渋谷区)

期間件数平均価格
(万円)
平均m²単価
(万円/m²)
平均専有面積
(m²)
2020年7~9月9516800.71111.8657.23
2020年10~12月10166962.89114.2257.51
2021年1~3月11417009.55116.9556.82
2021年4~6月10017455.24123.7956.30
2021年7~9月9157342.24122.7655.71
2021年10~12月10107223.58123.7454.84
2022年1~3月9437724.60129.8755.55
2022年4~6月9877992.97132.6455.87
東京都心5区および23区南部の一戸建て売却相場

マンション同様に戸建ての相場も2021年の第一四半期に上昇しています。特に都心5区の人気はすさまじく、20億円以上の案件も複数ありました。

都心部はマンションが主流のため取引件数自体は少なく、都心5区に南部を足しても都心5区のマンション取引数とほぼ同程度となっています。

23区東部および北部(文京区、台東区、墨田区、江東区、豊島区、北区、荒川区、足立区、葛飾区、江戸川区)

期間件数平均価格
(万円)
平均m²単価
(万円/m²)
平均専有面積
(m²)
2020年7~9月2474270.4977.1595.37
2020年10~12月2374243.1077.4497.15
2021年1~3月2564241.9977.7695.03
2021年4~6月2694253.1773.9893.88
2021年7~9月2144287.6478.0194.36
2021年10~12月2814860.2983.20100.76
2022年1~3月2094616.2676.8895.29
2022年4~6月2165051.8177.5096.95
東京都23区東部および北部の一戸建て売却相場

成約件数は下落しているにも関わらず、平均単価および最終的な成約価格は向上しています。

全体的な不動産需要が高まっていることが伺えるデータで、特に文京区では1億円以上、高ければ5億円の制約案件もありました。

23区西部(中野区、杉並区、板橋区、練馬区)

期間件数平均価格
(万円)
平均m²単価
(万円/m²)
平均専有面積
(m²)
2020年7~9月1995197.4689.9995.37
2020年10~12月2155511.6299.92101.94
2021年1~3月2515618.4497.9598.15
2021年4~6月2195709.8297.31100.14
2021年7~9月2065992.1494.5598.51
2021年10~12月2055846.6993.2594.37
2022年1~3月1976143.9694.4597.99
2022年4~6月1896009.1689.5497.27
東京23区西部の一戸建て売却相場

西部は東京都内では比較的戸建て物件が多い地域で、4つの区だけで他のエリアとほぼ同数の取引件数があります。

都内は全体的に相場が上昇しているものの、西部は比較的上昇は大人しく、平均㎡単価は横ばいとなっています。

東京都土地売却相場

最後にご紹介するのは東京都の土地の売却相場です。

2019年4月(第1四半期)~2021年3月(第4四半期)の宅地の取引データをご紹介します。

なお、土地情報については以下URLの土地総合情報システムから抜粋していますので、日頃から参照して相場観を身に付けるようにしましょう。

都心部 (千代田、中央、港、文京、新宿、渋谷、台東、豊島)

期間件数平均㎡単価
2019年4~6月83855,892
2019年7~9月95840,421
2019年10~12月97858,031
2019年1~3月93884,355
2020年4~6月104946,731
2020年7~9月99985,758
2020年10~12月821,040,780
2020年1~3月1011,003,465
2021年4~6月94937,872
2021年7~9月74963,257
2021年10~12月701,111,143
2021年1~3月33937,636
東京都都心部の土地売却相場

都心部は国内でも最大の人気を誇るエリアで、取引件数は少ないものの㎡単価では他の地域を圧倒しています。

2021年3月時点では高止まりしている傾向が見られ、小刻みに上昇・下落を繰り返しています。

23区南西部 (目黒、品川、大田、世田谷、中野、杉並、練馬)

期間件数平均㎡単価
2019年4~6月360585,617
2019年7~9月364594,423
2019年10~12月370606,454
2019年1~3月345584,171
2020年4~6月390587,715
2020年7~9月296595,622
2020年10~12月487589,020
2020年1~3月445594,198
2021年4~6月417635,106
2021年7~9月360645,349
2021年10~12月315676,079
2021年1~3月142672,570
23区南西部の土地売却相場

目黒区や世田谷区が人気を牽引する23区の南西部エリアは、2021年に入って需要がさらに高まり、㎡単価は60万円台を安定して超えています。

23区北東部 (墨田、江東、北、荒川、板橋、足立、葛飾、江戸川)

期間件数平均㎡単価
2019年4~6月254378,633
2019年7~9月215425,549
2019年10~12月273417,278
2019年1~3月242410,645
2020年4~6月234422,098
2020年7~9月200411,145
2020年10~12月269418,130
2020年1~3月281424,837
2021年4~6月244432,316
2021年7~9月221449,946
2021年10~12月209407,725
2021年1~3月93431,505
東京23区北東部の土地売却相場

23区の北東部は比較的地価が安い地域であり、都心部と比べると㎡単価は40~50%ほどです。

需要もほぼ横ばいとなっており、2019年7月~2021年3月にかけては小刻みな上下動を繰り返しています。

参考:土地総合情報システム

また、東京都内各区の不動産売却相場とコツは、下記の記事で詳しく解説しています。

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東京都の不動産売却に人気のエリア

日本国内で最も不動産需要が高い東京都ですが、ここでは東京の中でも特に人気が高いエリアをご紹介します。もしも今回ご紹介しているエリアの不動産を相続などで所有している場合、高額売却が期待できますので、不動産会社からの営業に負けて安易に安値で売却しないようにしましょう。

豊洲

東京都江東区の沿岸部に位置する豊洲エリアは、2000年代に大規模開発が行われ、大型商業施設「ららぽーと」を始めとするお洒落なお店や、タワーマンションが立ち並ぶ新都心へと生まれ変わりました。

高収入かつ品のある人が多く暮らしている上に、オフィス街で夜間も人通りがあるため、治安が非常に良いのが特徴です。

豊洲および新豊洲駅に乗り入れているのは東京メトロ有楽町線と新交通ゆりかもめの2路線で、有楽町線では飯田橋や池袋などへの、ゆりかもめはお台場や新橋、汐留などのオフィス街へのアクセスが便利ですし、乗り換え1回で主要なビジネス街・歓楽街にアクセス可能です。

不動産売却における人気も高く、2021年のデータでは、中古マンションでも8000万~2億円の価格帯で取引が成立しています。

吉祥寺

JR中央・総武線および京王井の頭線が通る吉祥寺駅を中心とするる吉祥寺エリアは、暮らしの利便性と住みやすさを両立している街として、20~30代を中心に人気を集める街です。

吉祥寺駅の周辺には商業施設や飲食店が立ち並び、特に服飾系の店舗には都内外から多くの人が買い物に訪れます。

また、吉祥寺駅から少し離れると閑静な住宅街が広がり、町のシンボルともいえる「井の頭公園」を中心に緑が広がっています。

都市機能と居住機能の両方で優れる吉祥寺は雑誌の「住みたい街ランキング」でも毎回上位にランクインしており、その人気から不動産売却においても高額で不動産が取引されるエリアです。

2021年のデータでは中古マンションでは1Kや1LDKなどの単身者用のマンションでも2000万円超えが多く、2LDKで4000~6000万円、3LDK以上となると1~2億円以上で売却されています。

古くから人気があるエリアとあって、不動産市況が悪くなっても他のエリアより売却額の下落幅は少なくなることが予想されます。

三軒茶屋

世田谷区の三軒茶屋(さんげんぢゃや)は単身世帯や夫婦世帯からの人気が高い街で、駅周辺の「三角地帯」と呼ばれる趣ある飲食店街は平日夜間でも賑わいを見せています。

また駅前には複合施設「キャロットタワー」を始めとする活気ある商業施設群が広がっており、新旧入り混じったエリアとなります。

都心へのアクセスもよく、東急田園都市線・世田谷線で渋谷まで約2分でアクセス可能な好立地でもあるのです。

不動産需要も総じて高く、単身者向けの1ルームや1LDKなどの間取りのマンションは1200~2000万円程度、3LDK となると1億円以上で取引されています。

ある程度の面積の土地を所有しているのであれば、マンション用地として不動産会社へ高値売却も期待できますので、慎重かつ強気に交渉を進めましょう。

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恵比寿・中目黒

渋谷区に位置する恵比寿エリアと目黒区に位置する中目黒エリアは違う区に属しながらも隣り合っているため、恵比寿駅・中目黒駅間は徒歩10分程度で移動できる距離となっています。

交通の利便性は非常によく、両駅合わせるとJR山手線・埼京線・湘南新宿ライン・東京メトロ日比谷線・東急東横線の5路線を利用できるのです。

当然各主要駅までのアクセスも抜群で、渋谷までは2分程度、新宿までは8分程度、品川までは11分程度でアクセスできます。

駅周辺の利便性も優れており、駅直結の商業施設やスーパー、ドラッグストアなどの生活必需品が揃う店はもちろん、おしゃれなカフェやレストランから昭和レトロな雰囲気漂う商店街まで揃い、平日・休日を問わず楽しめる町となっています。

また、公園や美術館などの自然や文化に触れられるスポットも多く、利便性と穏やかな環境の両立も可能という贅沢なエリアといえるのです。

人気スポットだけに不動産も高値で取引されており、中古マンションでも4000万以上の物件は多く、1~5億円で取引されるケースも多いです。

築古のマンションであっても立地や専有面積によっては1億円以上の売却は充分に見込めるので、強気の姿勢で売却を目指すことをおすすめします。

東京都の不動産売却の成功ポイント

資金なしで土地活用する方法

東京都で不動産売却を成功させるには、不動産会社に任せきりにするだけではいけません。

売却活動を始める前に、いくつか抑えておくべきポイントがあるのです。ここでは、東京都の不動産売却を成功させるコツをお伝えします。

事前に売却相場を把握する

東京都の不動産は2022年現在も好調を維持しており、高額売却が期待できるエリアではあります。

しかし、強気が過ぎて相場より明らかに高い売却希望価格を提示していては、なかなか購入希望者が現れません。

所有する不動産がどの程度で売れそうなのかという相場を掴んでおくことで、交渉時に強気に出てよいのか引くべきなのかを判断することができるようになるのです。

日頃から一括査定サイトを利用したり、書籍やWEBで東京の不動産相場に関する情報を収集したりして、相場観を養うようにしましょう。

なお、不動産価格の調べ方や相場については、不動産価格の調べ方と相場の記事もご参照ください。

複数の不動産会社に査定を依頼する

東京都の不動産を高値で売却するためには、1社だけでなく複数の不動産会社に査定を依頼することが大切です。

不動産会社によって査定の基準は異なるため、複数の不動産会社から提出された査定金額を比較することで不動産の適正売却価格を掴めるのです。

購入希望者が現れて実際に売却交渉をする際にも、相場観があれば押すべきなのか引くべきなのかという判断がしやすくなります。

また、複数の不動産会社へ査定を依頼する場合は不動産一括査定サイトを利用するのがおすすめです。

不動産の種類や住所、売却希望時期などの情報を入力するだけで、複数の不動産会社から査定が届くという非常に便利なサービスなのです。

特定エリアに強い会社を見つける

東京都の不動産会社と一口に言っても、それぞれの不動産会社には得意・不得意エリアが存在します。

都心部のマンションに強い不動産会社もあれば23区外の戸建てに強い不動産会社もあるのです。

所有するエリアに強い不動産会社に巡り合うことができれば、他社にはない情報網を駆使して買主を探してくれたり、エリアの特性を把握しきったうえでの営業活動をしてくれたりと高額売却に繋がる可能性が大きく上がります。

不動産一括査定で不動産会社を探す際にも、得意エリアがどこなのかを意識して選ぶことをおすすめします。

東京都の不動産売却は慎重に

東京都の不動産は日本国内屈指の資産価値を持っていますし、世界的にも割安と見られており海外投資家も熱い視線を送っています。

高値売却が期待できるため、不動産会社にとっても高額な仲介手数料を得られるとあって積極的な営業を受けることも多いのですが、売却の判断は慎重にするべきです。

中には「もうすぐ不動産価格が暴落するので売るなら今ですよ」などと根拠がない売り煽りをして強引に媒介契約を結ぼうとしてくる不動産会社もありますが、未来のことなど誰にも分かりません。

自分で市場の動向に日頃からアンテナを貼っておき、大切な東京都の不動産を簡単に手放してしまうことがないようにしてください。