
自分が所有する不動産がどのくらいの価格で売れるのか、事前に知りたいと考える方も多いです。
そこでおすすめしたいのが不動産の一括査定サイトです。
一度に複数の不動産会社へ査定の依頼ができる便利さもあり、既に多くのユーザーが利用しています。
この記事ではおすすめの不動産一括査定サイトや、一括査定サイトを利用するメリット、選び方などをご紹介します。
おすすめ不動産一括査定11社比較
サービス名 | 登録業者数 | 一括査定依頼業者数 | 利用者数(想定) | 運営会社 |
---|---|---|---|---|
HOME4U | 1,800社 | 最大6社 | 700万人 | 株式会社NTTデータ・スマートソーシング |
SUUMO売却 | 2,000社 | 最大10社 | 非公開 | 株式会社リクルート |
三井のリハウス | 1社 | 1社 | 非公開 | 三井不動産リアルティ株式会社 |
住友不動産販売 | 1社 | 1社 | 非公開 | 住友不動産販売株式会社 |
リビンマッチ | 1700社 | 最大6社 | 440万人 | リビン・テクノロジーズ株式会社 |
いえカツLIFE | 500社 | 最大6社 | – | 株式会社 サムライ・アドウェイズ |
すまいValue | 6社 | 最大6社 | 100万人(想定) | 小田急不動産(株)、住友不動産販売(株)など6社合同運営 |
イエイ | 1,700社 | 最大6社 | 400万人 | セカイエ株式会社 |
LIFULL HOME’S | 1,600社 | 最大6社 | 612万人 | 株式会社LIFULL |
イエウール | 1,600社 | 最大6社 | 1,000万人 | 株式会社Speee |
マンション.navi | 900社以上 | 9社(売買6社+賃貸3社) | 360万人 | マンションリサーチ株式会社 |
近年、不動産の一括査定ができるポータルサイトの数が増えてきました。一括査定サービスを提供しているサイトにもさまざまな特徴があります。
それぞれ比較して自分の目的に合ったサイトを探してみましょう。ここでは代表的なサイトを紹介します。
HOME4U

出典:HOME4U
NTTグループの会社で、国内初の不動産一括査定サイトとして2001年に開設され、累計35万件以上の売却査定数を誇る老舗サイトです。
申し込みのフォーム入力もチャット形式で最小限の入力で済み、最大で6社に査定の依頼ができます。
悪徳業者の排除にも力を入れており、個人情報保護に関する配慮にも細心の注意が払われています。20年以上にわたる実績も信頼されている理由です。
SUUMO

出典:SUUMO
株式会社リクルートが運営する有名不動産ポータルサイト「SUUMO」の売却査定サービスは、予め依頼したい不動産会社を選ぶことが可能です。
問い合わせの際に、事前に不動産会社を選ぶことで不動産会社の事前調査することもできます。
リクナビやホットペッパーなどの有名サービスも運営している株式会社リクルートで、安心できる不動産売却査定をしてみましょう。
三井のリハウス

出典:三井のリハウス
テレビCMでもお馴染みの三井のリハウスは、不動産売却前の売却サポートはもちろん、売却後の建物状態チェックなども手厚くサポートできます。
また、不動産売却は希望金額や買主の要望により、長引くことも多いが、三井のリハウス公式によれば、約64%のお客様が2ヶ月以内に成約します。
日本全国展開している三井のリハウスのノウハウで実現可能な販売スピードですので、なるべく早く売りたい方におすすめです。
住友不動産販売

出典:住友不動産販売
住友不動産販売株式会社が運営する不動産販売相談窓口です。
最も大きな特徴は、匿名かつ電話番号を入力しなくても相談可能なことです。
また、査定してくれる会社は住友不動産販売のみのため、営業連絡がいっぱい来る心配もありません。
売却を検討しているが、まずは聞いてみたい方におすすめです。
リビンマッチ

出典:リビンマッチ
不動産売却査定サイトのリビンマッチはオンラインチャットで簡単査定できるので、普段忙しい方におすすめです。
また、全国1700社の不動産会社と提携しているため、不動産の所在地に強い不動産会社が見つかりやすいです。
いえカツLIFE

出典:いえかつLIFE
いえカツLIFEは相続・離婚・金銭問題など事情を抱えている不動産の売却を積極的に対応している一括査定サービスです。
3つの売却プラン(仲介・業者買取・リースバック)の売却価格の最高値等を最大6社で徹底比較ができ、かつ売却方法ごとに評価額がわかり、売却にかかる期間も確認できるため、ご自身に合った最適な不動産売却方法が見つかります。
最短60秒で簡単に無料査定ができるため、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
すまいValue

出典:すまいValue
住友不動産販売や三菱地所ハウスネット、三井のリハウスなど不動産業界の大手6社によって運営されています。
これら大手6社のネットワークを最大限に生かして幅広いエリアに対応しているのが大きな特徴です。
不動産の取引に精通したスタッフも在籍しており、事前の準備からアフターフォローまで細かい相談がしやすいのも大きなポイントです。
イエイ

出典:イエイ
2008年に開設された日本最大級の不動産一括査定サイトで、登録業者は1700社以上に上ります。
主要大手業者はもちろん、地域に根差して営業している業者の登録も多く、異なるタイプの不動産会社にまとめて査定依頼を行えるのが特徴です。
クレームが多い不動産会社に対しては契約解除するなど「悪徳業者」を徹底して排除する方針をうたっており、安心して利用しやすいのもメリットです。
不動産に精通したスタッフが多数在籍し、売却までのプロセスをしっかりサポートしてくれます。
LIFULL HOME’S

大手住宅情報サイトのLIFULL HOME’Sも不動産の一括査定サービスを行っています。
登録も全国1700社以上に上り、サービス利用者数も470万人以上と大手ならではの信頼感があります。
業者の登録にあたっては独自の厳しい基準を設けており、安心して利用しやすいように配慮されています。
依頼に必要な情報の入力は最小限にとどめられており、依頼フォームの入力時間はわずか60秒程度です。
急いでいる方、時間のない方でも利用しやすいサイトです。
イエウール

出典:イエウール
イエウールは利用者数1,000万人超の一括査定No.1の実力を誇る不動産売却査定サービスです。
悪徳企業は徹底排除し、全国1600社の不動産会社から最大6社の売却見積り価格をまとめて取り寄せ比較することが可能です。
無料査定の方法もチャット形式の質問に答えていく形で簡単に行うことができるため、まずは持っている不動産がいくらで売れるか調べてみたい、という方はぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
マンション.navi

出典:マンションナビ
分譲マンションの査定に特化した一括査定サイトです。
全国から厳選された2500社が登録されており、最小限の情報の入力で最大9社へ査定の依頼ができます。
公式Webサイトではマンションナビのメリットについて漫画で分かりやすく解説されています。
実際の利用者の声も掲載されているため、気になる方はぜひチェックしてみましょう。
不動産査定サイトのメリットとデメリット
一括査定サイトにはさまざまなメリットがある一方で、チェックしておきたいデメリットも存在します。
まずはそれぞれどのようなものがあるのか見ていきましょう。
不動産一括査定のメリット
おすすめの不動産一括査定サイトがわかっても、自分が所有する大事な不動産を査定するかどうかまだ迷っている方に、不動産一括査定サイトのメリットを紹介します。
一括査定で手間がかからない
一括査定サイトの最大のメリットは何といっても複数の業者へ一斉に依頼できることです。
査定方法には簡易査定(机上査定)と訪問査定があります。
一般的な手順では、まず不動産会社に立地や築年数などのデータを伝えて簡易査定を出してもらいます。
その上で、現地訪問で間取りや日当たりなどをチェックする「訪問査定」を受ければ、より正確な査定額を知ることができるという流れです。
複数の業者に査定を依頼したい場合には、一つ一つの業者に対してこの手順を繰り返すことになりますから手間がかかります。
しかし、一括査定サイトなら、一度の入力で複数の不動産会社に簡易査定を依頼できるため手間を省けます。
忙しくて不動産会社を一社ずつあたって問い合わせを行う余裕がない方にもおすすめです。
適正価格を把握できる
それぞれの業者が提示した金額を比較して適正な価格を知ることができるのもメリットです。
業者によって査定の基準に違いがあるため、A社の提示額が1000万円でB社は800万円ということも珍しくありません。
一括で査定を受ければ、複数の業者が提示した査定額を比べることができます。
物件の適正価格を把握できれば、売り出し価格が高すぎて売れなかったり、安すぎて損をしたりすることなく、売れる最高額で売却することができるのです。
信頼できる業者を探せる
特に仲介で売却する場合、広告活動や販売活動、価格の交渉などを担当者に任せることになります。
一括査定サイトで不動産会社の複数の担当者とやり取りを行うことで、担当者の比較を行いながら自分と相性のよい担当者を見つけやすくなります。
不動産一括査定のデメリット
メリット以外に、不動産一括査定サイトもいくつのデメリットがあります。
こちらの注意点も含めて検討して、うまく活用してみてください。
複数社から連絡が来る
一括査定サイトのデメリットでよく上げられるのが、査定申し込み後に複数の業者から電話やメールで営業を受けることです。
業者からの営業連絡を煩わしく感じる方は珍しくありません。
大半のサイトでは、一括査定を利用する際に、事後の電話やメールは不要であると伝えることができます。
当面の営業が不要な方は、事前に電話連絡不要などと伝えておきましょう。
特定地域の業者がいない可能性がある
国土交通省の調べによると、不動産会社は日本全国で約125,000社以上あるそうです。
そのため、自分の売りたい不動産の地域の業者や、地域密着型の業者に出会えない可能性があります。
例えば、相続した地方の土地を売りたい場合、マッチするような業者が出てこない場合もあるでしょう。
他の業者より高すぎる査定をしてくる業者がいる
明らかに高すぎる金額を提示してくる業者は要注意です。
このタイミングで提示される価格は、あくまでネットから入力した条件での査定であって、実際にその金額で必ず売れるわけではありません。
高すぎる金額を提示してくる業者は、実際に話を聞きに行ったり、より詳しい査定を依頼した際にかなり異なる金額を提示してくる可能性があります。
不動産査定サイトの選びポイント
どのサイトを選べばよいのか迷っている方もいらっしゃるでしょう。運営母体が明確であることが大前提ですが、それ以外にも選ぶときのポイントがあります。
登録している不動産会社の数
提携している業者の数はサイトによって大きく異なり、2000社以上の登録があるところもあれば1000社を切るところもあります。
数が多ければよいというわけでは必ずしもありませんが、売却先の候補が増えれば売却できる可能性が広がるのは確かです。
そのため、できるだけ登録、提携企業数が多いサイトを選ぶのが基本です。
住んでいる地域によっては、サービス対象エリアから外れている可能性があるため注意が必要です。
売却を考えている物件のあるエリアに強い業者が多く登録しているサイトを選びましょう。
一括査定で依頼できる業者の数
査定依頼できる業者数もサイトによって異なるため、事前に確認しておきましょう。
6社に依頼できるところもあれば、10社まで可能なところもあります。
一度に依頼できる数が多いに越したことはありませんが、あまりに多すぎると選択肢が増えすぎて逆に比較しづらくなる可能性もあります。
サイトの運営実績
不動産の売買は極めて高額の取引になるため、査定や売却を希望する場合も、できるだけ信頼できるサイトを利用したいと考えるのが自然です。
つまり、長期間にわたってサイトを運営するにはユーザーの信頼を得ることが必須です。
運営実績が豊富なサイトは提供するサービスの質も高いことがほとんどです。サイトの運営実績も事前にチェックしておきましょう。
査定結果の根拠
一括査定を依頼した場合、メールや電話で査定結果の連絡が来ます。
その際、査定結果の根拠がしっかりと明示されているか、確認しましょう。
説明がない場合は忘れずに、査定内容の詳しい根拠を聞くようにしてください。
多くの場合、業者からは、自社の過去の取引事例や、簡易査定書、詳しい査定内容が含まれた「査定報告書」のようなものが届くはずなので、しっかりと査定してもらえているか、中身を確認しましょう。
中には「とりあえず面談しましょう。」などと、自社の店舗に訪問させ、早々に契約を促してくる不動産会社もいます。
まずは査定を依頼した全部の業者から、しっかりと根拠のある査定をしてもらってから、店舗などに出向くようにしてください。
ネットの評判も確認
インターネット上の口コミや評判にも目を通してみましょう。ネット上の評判は個人の主観が中心になるため全てうのみにするのは危険ですが、1つの参考にはなります。
興味がある一括査定サイトをピックアップしたら、口コミもリサーチしてみることをおすすめします。
運営元不明のサイトに注意
基本的に利用するだけなら危険はほとんどないと言えます。ただし、現在ではいろいろなサイトがあふれており、中には運営元が明確でないサイトもあります。
このようなサイトは、フォームに入力される個人情報の収集が目的であったり、何らかの勧誘が行われたりする可能性も考えられます。
ここで紹介したサイトは、大手企業が運営しているサイトが中心で、個人情報を悪用されるようなリスクは極めて低いでしょう。
リスクを可能な限り下げるためには、運営母体が不明瞭なサイトの利用は避けたほうが安心です。
不動産一括査定サイトを賢く使う
不動産の一括査定サイトを利用すれば、一度に複数社へ査定依頼できるので価格やサービスなどを比較できます。
売却までスムーズに進む可能性が高くなりますので、ぜひ利用を検討してみましょう。
一括査定サイトを選ぶときには、運営実績や登録業者の総数、一度に査定依頼できる業者の数などをチェックしましょう。