不動産担保ローンのおすすめ金融機関を種類別に紹介!選び方のポイントも解説

※当記事はアフィリエイト広告を含みます。

不動産を担保に資金の融資を受ける「不動産担保ローンの金融機関について、当記事では編集部が厳選した3社を紹介する他、「銀行」「ノンバンク」それぞれのおすすめも数多くご紹介します。

各者の金利や手数料、おすすめポイントについても記載しているので、金融機関を選ぶ際の参考にしてください。

また、不動産担保ローンの金融機関を選ぶポイントについても解説しますので、決める際の手助けになれば幸いです。

※この記事内で紹介されたローン情報は2022年12月時点のものです。

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不動産担保ローンで選べる金融機関の種類

不動産担保ローンを提供している金融機関を大きく分類すると、以下の2種類に分けられます。

  • 銀行
  • ノンバンク

両者はどちらが良いということはなく、一長一短です。それぞれの特徴について、順番に解説していきます。

銀行

生活を営む上でほどんどの方が利用しているであろう銀行でも、不動産担保ローンを提供しています。

銀行と一口にいってもメガバンクから地方銀行・信託銀行・ネット専業銀行などがあり、メガバンクだけでなく地方銀行やネット専業銀行でも不動産担保ローンを扱っていることが多いです。

銀行によって提供しているローンの内容も異なり、中には融資した資金の使い道が不動産の建築や購入に限られているケースもあります。

子供の教育資金や老後資金にしたいなど自由度を重視される方は、融資金の用途が限定されているかどうかを事前に確認しておきましょう。

銀行がおすすめな人

銀行が提供する不動産担保ローンをおすすめしたいのは、金利の安さを重視する人です。

銀行によって差はあるものの、年3~10%程度の金利であることが多く、ノンバンクの金利相場が4~15%程度であることを鑑みるとかなり低い金利設定になっていますが、その分審査も厳しいです。

信用情報や不動産の資産価値は厳格にチェックされるので、人によっては審査落ちになる可能性もあります。

また、銀行によっては担保に入れる不動産のエリアや種類が限定されていて、そもそも利用できないということもあるのです。

ノンバンク

銀行以外の融資業者やクレジットカード業者をまとめて「ノンバンク」と呼びます。

ノンバンクは非常に大きな分類ですので、代表的な業態を挙げていきます。

クレジットカード会社

クレジットカードを通じて融資を行う業態で、生活にもなじみが深いかと思います。

JCBや三井住友カードなどがこの業態に該当します。

信販会社

サービスの立て替え払いサービスなどの販売信用を行う業態です。
セディナやオリエントコーポレーションなどが信販会社として挙げられます。

また、クレジットカード会社で信販事業も手掛けていることも多くあります。

消費金融業者

個人向けに資金の融資する業態が消費者金融で、無担保や保証人なしでも簡単な審査に通過すれば融資を受けられることも多いのが特徴です。

アイフルやレイクなどはテレビCMを数多く流しているので、耳にしたことがある方も多いと思います。

消費者金融業者でも不動産担保ローンを提供していることがありますが、担保なしの場合は融資限度額は低く金利は高めです。

ノンバンクがおすすめな人

ノンバンクは融資実行までのスピードが速いことが多く、早ければ融資申し込みから実行まで3日というケースもあります。
早急に税金支払い用の資金や事業の運転資金を確保したい方にはおすすめです。

また、担保にできる不動産の種類も多いので、銀行では断られるような物件しか所有していないものの、融資を受けたい方にはノンバンクをおすすめします。

不動産担保ローンの金融機関 おすすめの選び方

不動産担保ローンで希望通りの条件で融資を受けるためには、金融機関選びが非常に重要です。

ここでは、不動産担保ローンを利用する金融機関について、おすすめの選び方を解説します。

融資限度額の大きさで選ぶ

不動産担保ローンで最も重要といえるのが、融資を受けられる金額です。
自分がどのくらいの資金を必要としているのかによって、選ぶ金融機関も変わってきます。

融資限度額は金融機関によって異なるのはもちろんですが、担保にする不動産の価値や個人なのか法人なのかによっても異なります。

AGビジネスサポートを例として挙げると、法人では100万円~5億円、個人では100万円~5000万円と同じ金融機関でも法人と個人で融資金額に大きな開きがあるのです。

不動産担保ローンの金利で選ぶ

不動産担保ローンを選ぶ際に非常に重要なのが、金利の高さです。毎月のローン返済額に一定額かかってくる金利が安いかどうかは最終的な返済額に直接影響します。

金利は金融機関によって異なるのですが、一般的にノンバンクよりも銀行の方が審査基準が厳しい分、金利は低いことが多いです。

手数料の安さで選ぶ

不動産担保ローンを利用する際には、金利の他に各種事務手数料がかかります。

借入時に事務手数料がかかる他、返済時にも以下のような手数料が発生する場合があります。

  • 一部繰上返済手数料
  • 全額繰上返済手数料
  • 金利タイプの変更手数料

予定よりも早く返済できるようになったとしても、途中での返済や条件変更には手数料がかかることがほとんどです。

手数料を支払っても繰り上げ返済をした方がお得なのかどうか、よく考えてから返済することをおすすめします。

また、手数料の金額が低額になっている場合と融資額の数%としている場合があるのですが、後者だと高額融資になればなるほど手数料が高額になるので、注意が必要です。

審査の難易度で選ぶ

融資金額や金利の面で優れている金融機関を選んでも、審査に通らなければ絵に描いた餅となってしまいます。

不動産担保ローンの審査基準は金融機関によって異なるため、1社で審査落ちした場合でも、別の金融機関では通過するケースもあります。

審査基準が厳しいのか通りやすいかどうかも、不動産担保ローンを選ぶ際に重視するべきポイントです。

審査のスピードで選ぶ

不動産担保ローンを申し込んでから審査が完了するまでの期間は金融機関によってまちまちです。

出来る限り早く融資を受けたいのであれば、審査完了までどの程度の期間が必要なのかを不動産担保ローンを申し込む前に確認しておくことをおすすめします。

ちなみに、審査期間は1週間~2か月はかかることが多いので、できる限り早く審査を申し込むことをおすすめします。

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担保にできる不動産の種類で選ぶ

不動産担保ローンで担保にできる不動産の種類には、金融機関によって違いがあります。

マンションや土地でなければ担保にできない金融機関もあれば、山林や農地を含めた多種類の不動産を担保にできる金融機関もあります。

担保にしようとしている不動産がローンの担保にできるのかどうか、事前に確認しておくことです。

不動産担保ローンの実績が豊富かどうかを確かめる

金融機関を選ぶ際には不動産担保ローンの実績があるかどうかも重要なポイントです。

経験豊富な金融機関であれば不動産の査定方法に慣れているため、納得のいく査定額(融資限度額)を提示してくれます。

【編集部厳選】不動産担保ローンおすすめ3選

ここからはおすすめの不動産担保ローンをご紹介していきます。

まずは、数ある金融機関の中から編集部が厳選した、特におすすめの3社からのご紹介です。

いずれも金利や手数料、融資限度額の面で優れた金融機関ですので、自信を持っておすすめしています。

AGビジネスサポート

出典:AGビジネスサポート

消費者金融系のローン会社であるAGビジネスサポートの不動産担保ローンのおすすめポイントは、手数料と保証料が無料な点です。

ローン契約時の手数料と保証料などは一切かからないので、元本と金利だけを考えて資金計画を立てられます。

さらに、融資可否の決定までも短く、Webの事前審査は10分以内で申し込みが完了しますし、本審査完了までも最短3日という驚異のスピードです。

法人向けの融資も得意としており、年間3000件以上の融資実績を誇っています。

AGビジネスサポートの融資条件は下記の表の通りです。

金利年2.49~8.99%
融資限度額100万円~5000 万円 ※事業者の場合
遅延損害金年率20.00%
融資期間最長30年
AGビジネスサポートの融資条件

東京スター銀行

複数の金融機関からの借り入れを1つにまとめる「おまとめローン」で有名な、東京スター銀行が提供する不動産担保ローンです。

融資金の使途は自由ですが、教育資金用やセカンドハウス用など使途によって特別な金利が用意されています。

他人名義の不動産も担保にできる他、住宅ローンの残高が残っていても利用できます。

おまとめローン同様に、複数からの借り入れを一本化することもできるので、使い勝手の良さを求める方におすすめの不動産担保ローンです。

東京スター銀行の融資条件は下記の表の通りです。

金利年0.85%~5.35%
融資限度額100万円~1億円
遅延損害金年率20.00%
融資期間最長30年
事務手数料融資額に対し2.20%
東京スター銀行の融資条件

関西みらい銀行

関西アーバン銀行と近畿大阪銀行して誕生した銀行である、関西みらい銀行も不動産担保ローンを提供しています。

専任のコンサルタントが融資相談を担当し、審査申込みから契約までの流れを丁寧に解説してくれます。

必要な書類や手続なども教えてくれるので、ローン初心者にも安心してすすめできるのです。

また、金利も低いうえに事務手数料もかからないので、総支払額を抑えたい方にもおすすめの不動産担保ローンです。

関西みらい銀行の融資条件は下記の表の通りです。

金利年2.0~9.8%
融資限度額100万円~1億円
遅延損害金年率12.90%
融資期間最長25年
事務手数料なし
関西みらい銀行の融資条件

不動産担保ローン おすすめ銀行

次に、不動産担保ローンを提供している、おすすめ銀行をご紹介します。

銀行は総じてノンバンクよりも金利を低く抑えられるというメリットがありますが、審査が厳しいのが難点です。

各社の審査条件や融資額を比較して、希望の条件で融資を受けられそうな銀行を見つけてください。

楽天銀行

通販や通信など幅広く事業展開する楽天グループのネット専門銀行である、楽天銀行の不動産担保ローンは、使い勝手の良さがおすすめポイントです。

担保にしようとしている不動産に第二抵当権がついていても融資を受けられる可能性がありますし、複数の不動産を担保にすることもできます。

また、特筆すべきなのは、事務手数料がかからないという点です。手数料は金利に含まれているのですが、金利も1.02%~と非常に低いので、金利を含めた諸費用を抑えたい方にはおすすめの不動産担保ローンです。

楽天銀行の融資条件は下記の表の通りです。

金利年1.02%~9.78%
※固定金利。2023年1月以降
融資限度額100万円~1億円
遅延損害金年率12.90%
融資期間最長25年
事務手数料なし
楽天銀行の融資条件

りそな銀行

りそな銀行の不動産担保ローンは銀行でありながら、ノンバンクなみのお手軽さが特長です。

住宅ローンが残っている不動産でも担保にできる他、事前新申し込みから雄姿決済までを全て自宅にいながら完結できます。

融資金の使い道も自由なのですが「ライフイベントプラン」「不動産購入プラン」といった用途別の特別金利も用意されているので、条件が合致すれば低金利かつ自由度が高いという良いところだらけの不動産担保ローンとなるのです。

りそな銀行の融資条件は下記の表の通りです。

金利年2.775~9.90%
※変動金利
融資限度額100万円~1億円
遅延損害金年率12.90%
融資期間最長30年
事務手数料99,000円
りそな銀行の融資条件

みずほ銀行

メガバンクの1つであるみずほ銀行では、不動産担保ローンを「ホームエクイティローン みずほプレジャーエイジ」という名称で提供しています。

自宅(ホーム)の評価額から住宅ローン等の借入額を差し引いた残金(エクイティ)を査定して融資をするという形式のローンです。

担保にできる不動産は自宅に限定されるものの、融資を受けた資金のは用途が自由となっています。

また、返済は街中のATMから行えるので、都心部在住・在勤なら空き時間に近隣のATMで返済できるのは非常に便利です。

毎月の返済分に加えて、適宜追加で返済したい方にはおすすめの不動産担保ローンです。

みずほ銀行の融資条件は下記の表の通りです。

金利年2.975%
※変動金利
融資限度額100万円~1000万円
みずほ銀行の融資条件

中央労働金庫(ろうきん)

中央労働金庫(ろうきん)は団体会員の場合には、非常に低い金利で不動産担保ローンの融資を受けられるので非常におすすめです。

例えば、変動金利型を選択した場合、標準金利が年2.475%に対して団体会員の場合は年0.625%まで下がるので大きな違いがあります。

また、会員か否かに関わらず「変動金利」「固定金利特約型20年」「全期間固定金利型」の3種類の金利が用意されているので、融資シミュレーションをした上で、適切な金利を選択できるのも大きな特長です。

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不動産担保ローンでおすすめのノンバンク

続いて、不動産担保ローンを利用する上でおすすめなノンバンクをご紹介します。

ノンバンクは総じて融資決定までのスピードが速く、資金も自由に使えることが多いです。

ただし、金利は銀行と比べて高い傾向にあるので、金利および手数料を比較して、お得に借りられるノンバンクを選択してください。

SBIエステートファイナンス

SBIホールディングスのローン会社であるSBIエステートファイナンスが提供している不動産担保ローンは、充実したサポート体制がおすすめポイントです。

顧客の要望に合わせて営業担当が親切丁寧に融資相談から審査の進捗報告までトータルでサポートしてくれますので初心者でも安心です。

融資された資金の使い道も自由で、生活資金や税金の支払い、事業の開業・運転資金などさまざまな用途で利用できます。

事業者への融資にも注力しており、創業したばかりで赤字決算だったとしても、事業計画書から将来性があると判断されれば、融資を受けられる可能性があります。

SBIエステートファイナンスの不動産担保ローン融資条件は下記の表の通りです。

金利年2.40%~7.0%
※変動金利
融資限度額300万円~5億円
遅延損害金年率19.80%
融資期間最長25年
事務手数料融資額に対し2.20~2.75%
SBIエステートファイナンスの不動産担保ローン融資条件

新生インベストメント&ファイナンス

新生銀行グループのファイナンス会社である、新生インベストメント&ファイナンスは不動産担保価値を重視した審査をしているのが特徴です。

収入や事業者としての業績が現状で悪かったとしても、将来的な収益増が認められる場合や担保にする不動産の資産価値が高ければ、融資が通ることも数多くあります。

また、オンラインでも融資相談をできる他、専属担当者が寄り添ったサポートをしてくれるので、ローンの利用がはじめての方にもおすすめです。

新生インベストメント&ファイナンスの融資条件は下記の表の通りです。

金利年2.80%~5.50%
遅延損害金年率20.00%
融資限度額300万円~10億円
融資期間35年
事務手数料融資金額の2.20%
※最低事務手数料110,000円
新生インベストメント&ファイナンスの融資条件

三井住友トラストローン&ファイナンス

三井住友信託銀行100%出資の金融会社である、三井住友トラストL&Fは銀行系列企業が提供しているという安心感を得たい方におすすめの不動産担保ローンです。

サービス内容でも銀行系の良さとノンバンクの決済スピードや審査の柔軟性を兼ね備えており、赤字決算の会社でも不動産の資産価値や流通性次第で融資を受けられます。

また、融資期間も最大35年と他社よりも長くなっているので、月々の支払額を抑えられるのもおすすめポイントです。

三井住友トラストローン&ファイナンスの融資条件は下記の表の通りです。

金利年2.99%~6.40%
遅延損害金年率19.50%
融資限度額300万円~10億円
融資期間35年
事務手数料融資金額の2.20% 
三井住友トラストローン&ファイナンスの融資条件

セゾンファンデックス

クレディセゾングループのローン会社で、事業者向けをメインにおすすめな不動産担保ローンを提供しています。

銀行とは違う独自の審査基準で不動産を査定するので、赤字決算や創業したばかりの企業でも融資がおりる可能性があります。

資金の使途も自由で、事業の運転資金や税金の支払いにも利用可能なのもおすすめポイントです。

また、不動産担保ローンの種類も豊富で、個人・法人向けという2種類だけではなく、「リフォームローン」「不動産売却前提ローン」といった目的別のメニューを提供しているのも大きな特徴です。

セゾンファンデックスの融資条件は下記の表の通りです。

金利年2.75%~9.99%
遅延損害金年率20.00%
融資期間5~25年
事務手数料融資額の1.65% ※別途0.55%の調査料が必要
セゾンファンデックスの融資条件

出光クレジット

出光クレジットは石油業界大手の出光興産とセゾンカードなどで有名なクレディセゾンが1986年に50%ずつの出資で設立したクレジットカード会社で、不動産担保ローンも提供しています。

主に事業者向けとなっており、セゾングループのセゾンファンデックスが保証を行っています。

経営規模が盤石な企業でありながら申し込みから融資実行まで最短10日というスピード感があり、担保にする不動産の資産価値次第では低金利で最大約1億円の融資が受けられるという融資金額の大きさとも両立しているのです。

出光クレジットの融資条件は下記の表の通りです。

融資限度額100万円~1億円未満
融資金利年2.60%~9.80% ※固定金利
事務手数料融資額の2.0%
遅延損害金年14.60%
出光クレジットの融資条件

つばさコーポレーション

独立系のノンバンクであるつばさコーポレーションは「不動産活用ローン」という名称で、個人向けの不動産担保ローンを中心に提供しています。

顧客に合わせた柔軟性の高さが特長で、転職したばかりの方や、抵当権がついた不動産や再建築不可物件を担保にしたい方でも融資を実行した実績を持っています。

融資決定までもスピーディーで、申し込みから最短1週間で融資を受けられます。

つばさコーポレーションの融資条件は下記の表の通りです。

金利年4.00%~15.00%
※個人の場合
融資期間最長30年
事務手数料融資額に対し0%~5.00%
遅延損害金年率20.00%
つばさコーポレーションの融資条件

トラストホールディングス

不動産担保ローンの他に、駐車場事業や不動産事業などを展開しているトラストホールディングスは、マンションや土地はもちろんのこと、他の金融機関では担保として認めてもらえないような不動産担保として扱っています。

例えば、2番・3番抵当が設定されている建物や、借地権、共有持ち分の不動産などです。

これらの不動産は銀行では担保として認めてもらいづらいのでこれらの不動産を担保にしたい方にはち特にをおすすめです。

また、融資限度額は10億円ですが、不動産の資産価値によっては10億円以上の金額を融資してもらえる可能性もあります。

トラストホールディングスの融資条件は下記の表の通りです。

融資限度額100万円~10億円
利率年3.45%~7.45%
遅延損害金年20.0%
融資期間1ヶ月~30年
事務手数料融資額に対し0%~5.50%
トラストホールディングスの融資条件

不動産担保ローンがおすすめな理由

資金なしで土地活用する方法

不動産担保ローンには、いくつものメリットがあります。

ここでは、不動産担保ローンを強くおすすめする理由を説明していきます。

高額融資を受けやすい

不動産担保ローンは無担保ローンと比べて、高額な融資を受けやすいのが左最大のおすすめポイントです。

担保にするのが都心の一等地に建つ物件であれば、個人でも1億円を超える融資を受けることも可能です。

無担保ローンよりも金利が低い

不動産担保ローンは基本的に無担保ローンよりも低い金利で融資を受けられます。

金利は毎月の返済額に直接影響を与えるので、低いに越したことはありません。銀行系の不動産担保ローンでは金利が1桁で融資を受けられるケースも多いです。

無担保ローンより返済期間が長い

返済期間を無担保ローンよりも長く設定しやすいのも、不動産担保ローンのおすすめポイントです。
金融機関によっては30年以上の長期で返済することができることもあります。

返済期間が長ければ月々の支払額を抑えられるので家計の負担を減らせるのですが、あまりにも返済期間を長めに設定してしまうと金利の支払いも積み重なっていく点には注意が必要です。

融資された資金の使い道が比較的自由

不動産担保ローンでは、融資を受けた資金の使い道に制限がなく自由に使えることが多いです。

住宅ローンなどは融資されたお金を住宅購入費用にしか使えないのがほとんどですが、不動産担保ローンは制限がないことが多いので、子どもの教育費用や自宅のリフォームにも利用できます。

定期収入がなくても融資を受けられる

ローンを申し込む際には審査(与信チェック)が行われますが、給与などの定期収入がないと審査落ちのリスクが高くなってしまいます。

しかし不動産担保ローンなら定期収入に有無にかかわらず、資産価値が高い不動産を担保に入れれば、審査を通過する可能性は充分にあるのです。

定年退職などで毎月の収入が少ない高齢者などは、特に不動産担保ローンがおすすめです。

不動産担保ローンの注意点

不動産担保ローンを利用する上で、いくつかの注意点をご紹介します。

高額融資も期待できる上に返済期間も長めにとれることが多い不動産担保ローンですが、いいことづくめではありません。
事前にデメリットや注意点を把握しておくことが重要です。

不動産を失うリスクがある

万が一、不動産担保ローンで融資を受けた資金を返済できない事態に陥ったら、不動産を失ってしまうことは肝に銘じておかなければなりません。

不動産担保ローンの利用時には債権者である金融機関が担保不動産に抵当権などを設定します。

そして、ローンの返済が不能になった場合には、担保不動産を市場で売却して返済する「任意売却」や、裁判所が担保不動産を差押えて強制的に売却する「競売」によって不動産を失うことになってしまうのです。

また、返済不能とまではいかなくても、毎月のローン返済が遅延し続けると、信用情報機関のブラックリストに登録されてしまい、クレジットカードが作れなくなったり各種ローンが組めなくなったりと生活に支障をきたす可能性も出てしまいます。

手数料や各種費用がかかる

不動産担保ローンを利用する際には、金融機関の事務手数料を始めとする各種費用が掛かるため、金利とは別の各種費用を含めた資金シミュレーションをしておく必要があります。

例を挙げると、以下のようなコストがかかります。

   

融資契約時に確実にかかる費用

  • 事務手数料
  • 保証料
  • 印紙税
  • 登記費用(登録免許税)
  • 登記費用(司法書士報酬)

上記の費用は不動産担保ローンを利用すると、基本的にかかるコストです。

新たに不動産に抵当権を設定する際の登録免許税や、登記を依頼する司法書士への報酬などは見落としがちな項目です。

手数料に関しては、今回ご紹介したおすすめ金融機関の中に無料なところもあるので、費用を抑えたい方はぜひご検討ください。

必要によってかかる費用


場合によっては以下の費用もかかってきます。

  • 火災保険料
  • 不動産査定費用
  • 抵当権抹消費用(司法書士報酬)
  • 交通費・通信費

担保にする前に住宅ローンなどの抵当権を抹消する際には。司法書士への報酬や登録免許税がかかります。

また、遠隔地からローンの手続きを行う際には通信費や郵送代、交通費がかかることもあります。

返済時の手数料

返済時にも各種費用がかかります。例えば、以下のような費用です。

  • 一部繰上返済手数料
  • 全額繰上返済手数料
  • 金利タイプの変更手数料
  • 条件変更手数料
  • 抵当権抹消費用(司法書士報酬)

主に、不動産担保ローンを途中で繰り上げ返済する際やプランを変更する際に、金融機関から請求される手数料です。

他にも、返済し終わって抵当権を抹消する際には、契約時と同様に司法書士報酬がかかります。

担保にできない不動産もある

不動産担保ローンではすべての不動産を担保にできるわけではありません。

審査の結果、資産価値が低いと見なされた不動産は担保として認められないか、担保にできたとしても融資金額が微々たるものになってしまうかもしれないのです。

資産価値が低い物件の例としては、既存の建物を壊すと建築基準法の規制で新しく建築できない「再建築不可物件」や、土砂崩れや洪水の被害を受けるリスクが高い物件などです。

また、農地や山林などはそもそも担保不動産として認めない金融機関もあります。

ローンを申し込む前に、国土交通省のHPで公表されている路線価や公示地価などを参照して、所有している不動産の価値を調べておくことをおすすめします。

融資を受けるまでに時間がかかる

不動産担保ローンの申し込みから最終的に融資がおりるまでに時間がかかるのは、数少ないデメリットといえます。

無担保ローンと違って不動産担保ローンは担保にする不動産の調査などを入念に行うため、融資が決定するまでにどうしてもじかんがかかってしまうのです。

不動産担保ローン申し込みから融資までの流れ

アパートの駐車場トラブルの相談先

不動産担保ローンを申し込んでから融資を実際に受けるまでは、いくつもの手順を踏んでいく必要があります。

それでは、不動産担保ローンの流れについて、順を追って説明していきます。

事前審査を受ける

不動産担保ローンの本審査を受ける前に、事前(仮)審査を受けます。

Webサイトや金融機関の店舗で、立地や築年数など担保にする不動産の情報を入力してください。

金融機関によっては即日で事前審査の結果を受け取れることもあります。

審査の申し込みがしやすいかどうかも金融期間を選ぶ際に確認しておくことです。

必要書類を集める

事前審査に通過したら、本審査を受けることになるので、提出用の必要書類を揃えてください。

どの書類が必要なのかは金融機関から指定がありますが、ローン残高証明書などは、どの金融機関に申し込んでも必要になるので事前に取り寄せておくことをおすすめします。

不動産担保ローンの必要書類

不動産担保ローンを利用するには、複数の書類が必要になります。

必要書類は金融機関によって異なりますが、以下の書類は基本的にどこの金融機関でも提出を求められます。

  • 印鑑登録証明書 
  • 住民票
  • ローンの残高証明書
  • 収入印紙
  • 実印
  • 登記済権利証または登記識別情報通知
  • 本人確認書類

本審査を受ける

事前審査を通過したら、いよいよ本審査です。

金融機関の担当者が不動産担保ローン申込者の信用調査や不動産の現地調査をして融資限度額や金利を決定します。

この不動産の調査にはかなりの時間がかかるので無担保ローンのように即日で審査結果が出ることはほとんどなく、申し込みから審査終了までは1週間程度か、長ければ1か月程度はかかることもあります。

少しでも早く融資を受けたいのであれば、書類は事前に揃えておくことをおすすめします。

なお、ローンを受けるにあたって保証会社との契約が必要となる場合は、併せて保証会社への審査申し込みもしてください。

契約条件に関する説明を受ける

本審査も無事に通過したら、金融機関の担当者から不動産担保ローンの契約条件についての詳細な説明を受けます。

金利や返済期間といった基本的な事項から、延滞金まで、ローン契約の内容を隅々までチェックしてください。

ローン契約を締結する

不動産担保ローンの詳細条件を理解したら、契約書へ捺印して書面を保管しておきます。

捺印の関には本人の他に連帯保証人が要る場合は同席してもらうことが望ましいです。

なお、保証契約を結ぶ必要がある場合は併せて保証契約書も締結します。

着金を確認する

不動産担保ローンの契約書締結まで完了すると、融資実行日に指定した口座へ融資金が振り込まれます。

全額漏れなく入金されていることを確認出来たら、そこからは毎月遅滞なく返済を進めていきましょう。

不動産担保ローン Q&A

ここまで不動産担保ローンに関する情報やおすすめな金融機関をご紹介してきましたが、中には疑問を抱いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで、最後に、不動産担保ローンを利用する上で頻繁に寄せられる質問と、その回答をご紹介します。

事前に疑問を解決しておき、不動産担保ローンによる融資をスムーズに受けられるようにしましょう。

住宅ローンが残っていても借りられる?

住宅ローンの残高があっても、不動産担保ローンで融資を受けられるケースはあります。

住宅ローンの借入残高や担保にする不動産の評価額を総合的に審査して、新規融資分の返済が可能と判断されれば、融資の決済が下りる可能性があります。

ただし、金融機関によっては住宅ローン残高がある時点で不動産担保ローンの融資対象外となることがありますので、事前に確認しておきましょう。

独立系より銀行系を選んだ方が良い?

独立系よりも銀行の方が金利が安く、企業としての安定感があるのです、必ず銀行を選ぶべきとは言えないケースもあります。

まず銀行は審査基準も厳しいですし、審査完了まで時間もかかることが多いからです。

与信能力や不動産の資産価値に不安があったり、緊急で資金を確保したかったりするなら、ノンバンクの不動産担保ローンを選択した方がよいでしょう。

本人名義でない不動産でも担保にできる?

金融機関によっては他人名義のマンションや土地を担保にして不動産担保ローンを利用できます。

ただし、他人名義や共有名義の不動産を担保にする際には、当然ですが所有者の同意を得ていることを証明できなければいけません。

不動産所有者の同意書や連帯保証の承諾書といった書類の準備が必要になりますので、金融機関に他人名義の不動産を担保にする旨を事前に相談して、必要な書類や手続きに関する指示を受けてください。

担保にする不動産の評価方法は?

不動産の公共交通機関からの距離や路線価、公示地価など客観的なデータはもちろん、エリアの流動性なども加味して物件としての価値を審査をします。

また、権利関係も重要で抵当権がいくつも設定されていたり、借地権付きの物件だと価値が評価は低くなります。

ただし、金融機関によって審査基準は異なります。1社で低い評価だったとしても、他社では高評価となることもありえるのです。

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不動産担保ローンの選び方まとめ

今回の記事では、不動産担保ローンのおすすめ金融機関を中心にお伝えしてきました。

金融機関によって金利や返済期間も違えば、審査の基準も違います。ノンバンクであっても金利が安いこともありますし、銀行でもスピード審査をしてくれることもあります。

各社のHP閲覧やWEB上での相談をして、ご自分にぴったりな不動産担保ローンを選んでください。