古いアパートのメリット・デメリット|選び方のポイントやおしゃれに魅せるコツ

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築年数が浅いアパートに比べて、古いアパートは家賃が安い場合が多いです。

古いアパートは外観が古くなっているため、内装も古いとイメージする人も多いのではないでしょうか。

しかし、物件を選ぶ際のポイントを押さえておけば、築年数が古くても良質な物件は見つけられます。

この記事では、古いアパートを探す際に押さえておきたいポイントやインテリアをお洒落にする方法などを紹介していきます。古くても良質なアパートを探しを検討している人は、この記事を読んで役立ててください。

この記事の監修者

黄 威翔/宅地建物取引士

黄 威翔/宅地建物取引士

台湾出身。日本で不動産業と出会い、一年目で宅地建物取引士を取得。 地方の不動産会社に長年勤務し、日本全国の中古不動産の売買仲介を担当。
 日本の方はもちろん、外国の方の対応経験も豊富で様々な視点から日本の不動産市場をご紹介しています。

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古いアパートに住むメリットとデメリット

物件種別に関わらず、住宅は築年数に応じて劣化していくのが一般的です。特に木造住宅の寿命は30年程度と、鉄筋コンクリート造の住宅よりも短いと考えられています。

しかし、古いアパートにもメリットはあります。メリット、デメリットを考慮しながら良質な物件を見つけましょう。

古いアパートのメリット

築年数が浅いアパートと古いアパートでは、築年数が浅いアパートへのニーズが高い傾向にあります。

しかし、古いアパートにメリットが全くない訳ではありません。古いアパートのメリットを3つ紹介していきます。

古いアパートのメリット

新築に比べて家賃が安い

古いアパートは、新築や築年数が浅いアパートに比べて家賃が安いです。

一般的にアパートやマンションの家賃は、築年数に左右されます。また、間取りが広く部屋数が多いと家賃は高くなりがちです。

しかし、間取りが広かったり部屋数が多かったりしても、築年数に応じて家賃は安くなります。家賃が安いということは、経済的な負担の軽減にもつながると言えます。

リノベーション済みの場合がある

古いアパートの場合、リノベーション済み物件の可能性もあります。なぜなら築年数が古いアパートでも、オーナーによるリノベーションで内装が綺麗に仕上がっている物件があるからです。

リノベーション済みの物件であれば、部屋自体は新築に近い状態で住めるケースもあります。リノベーション済みでも築年数が古いという理由で新築よりも家賃や安いケースがほとんどです。

物件選びの選択肢が増える

新築や建て替えなどで新しい物件も増えているため、築年数にこだわらなければ、物件選びの選択肢も増えます。

特に近年は古民家ブームが巻き起こっており、あえて「古さ」を売りにした物件も多いです。

築年数が古くても、生活の利便性を保ちつつ良質な物件を見つけられる可能性があります。築年数を気にしないのであれば、古いアパートで「レトロ感」を味わうこともできます。

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古いアパートのデメリット

古いアパートには、新築に比べて家賃が安かったり物件選びの選択肢が増えるといったメリットがあります。しかし、次のようなデメリットもあるため、物件選びの際に注意しましょう。

古いアパートのデメリット

生活用の設備、躯体や共用部分が古い

古いアパートは、当然ながら生活用の設備や躯体、共用部分が古いことが多いです。物件によって設備の古さは様々ですが、次のような設備が古いケースがあげられます。

  • 浴室:バランス釜
  • トイレ:和式
  • セキュリティ:オートロックなし など

このように、新築のアパートでは一般的となっている設備がない可能性も十分に考えられます。さらに給湯器やガス、エアコンといった備え付けの設備も旧型のままの場合もあります。

黄 威翔/宅地建物取引士
黄 威翔/宅地建物取引士

エアコンやガスコンロ、給湯器など、部屋の設備が古い場合、いくら自分で費用を負担するつもりであっても勝手に修理や交換をしないようにしましょう。

賃貸借契約書や重要事項説明書に「設備」と記載されているものを勝手に交換したり撤去したりすると、退去時の原状回復として請求される恐れがあります。不具合がある場合や自分で交換したい場合は、必ず管理会社や貸主に連絡をして許可を得るようにしましょう。

アパート自体を支える肢体や共用部分に関しても、次のような可能性が考えられます。

  • 耐震基準:新耐震基準に適合していない
  • 排水管:錆びている場合がある
  • 水道管:錆びている場合がある
  • エレベーター:なし
  • 宅配ボックス:なし など

近年は、オンライン通販の普及によってネットで商品を購入する人が増えています。さらに共働きなどで自宅を留守にする人が多いため、時間を問わず荷物を受け取れる宅配ボックスへの需要が高まっていますが、古いアパートでは宅配ボックスが設定されていないケースが多いです。

防音性能が不十分

アパートやマンションといった集合住宅が増えたことにより、近隣住民による騒音トラブルも多発しています。場合によっては警察沙汰になったり、大きな事件としてメディアで取り上げられるケースも少なくありません。

新築や築年数が浅いアパートはある程度の防音対策がとられているケースが多いものの、古いアパートの場合は防音性能が不十分な可能性があります。たとえば、隣接する部屋との壁が薄いケースが考えられます。

特に木造や軽量鉄骨造のアパートは、構造上の問題で音や振動が伝わりやすいと言えます。

普段からテレビやオーディオの音量を大きく使いたい人や、隣接する部屋の生活音がストレスになりやすい人には古いアパートの防音性能は不十分かもしれません。

気密性が低く寒くなりやすい

古いアパートは木造の物件が多く、気密性が低い物件が多いため、選ぶ際に注意が必要です。

木造の物件は通気性はよくても、気密性が低いことから冬場に寒さを感じやすい傾向にあります。

そのため、エアコンを使っても効きにくい場合があります。また、建物自体が古いと隙間風が入りやすくなり、害虫が侵入しやすくなる可能性も考えられます。

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古いアパート探しのチェックポイント

古いアパートには、メリットもあればデメリットもあります。そのためメリットだけにとらわれず、デメリットも考慮して良質な物件を選ぶようにしましょう。

これから古いアパートを探す場合、次のような4つのチェックポイントを押さえておけば安心です。

古いアパートを探すときのポイント

耐震基準をクリアしているか

近年は、全国各地で大規模な地震が発生しています。地震による建物の倒壊や崩壊を防ぐためには、耐震基準をクリアしていることを確認しましょう。そのためには、いつ建築されたのかが目安の一つになります。

なぜなら、1981年6月1日に耐震基準が改正されているからです。1981年からすでに30年以上を経過していますが、築年数によっては改正後の耐震基準をクリアしていない可能性があります。

改正後の耐震基準は「新耐震基準」と呼ばれており、改正前に建てられた物件は耐震補強工事が必要な場合があります。耐震基準における新旧の違いは、次の通りです。

耐震基準 対象 強度
旧耐震基準

1981年5月31日以前

震度5強程度の地震に耐えられる

新耐震基準

1981年6月1日以降

震度6以上の地震に耐えられる

※正確には建築確認された時期になるので、1981年が築年であっても新耐震基準でない場合があります。

耐震基準を確認することは、自身だけでなく家族を災害から守るために必要だと言えます。

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水回り設備の状態に問題はないか

キッチンや浴室といった水回りの設備は、毎日使う場所です。そのため、水回りの設備は他に比べて劣化しやすいといわれています。

古いアパートを探す際には、水回りの設備の状態を確認することが大切です。水回り設備の状態が悪いと、実際に生活を始めてから不便さや不満を感じやすくなります。

内覧の際に各蛇口やトイレの水を実際に流し、水漏れや逆流がないことを確認しておきましょう。

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どれくらいの防音性能があるか

「古いアパートのデメリット」でも紹介したように、古いアパートは防音性能が不十分な可能性があります。そのため古いアパートを探す際には、どれくらいの防音性能があるか確認しておくことが大切です。

たとえば、隣接する部屋や周辺から発生する音の聞こえ具合、床のきしみなどがあげられます。内覧は昼間に行われるケースがほとんどですが、アパートの住人が帰宅する夜間とは音の発生具合が異なる可能性があります。

カスタマイズが可能かどうか

ここ数年の間に「借主負担DIY物件」が増えています。借主負担DIY物件とは、アパートの借主が費用を負担して部屋をカスタマイズできる物件のことです。

借主負担DIY物件は工事費用を負担しなければなりませんが、カスタマイズ後は低家賃のまま希望の内装で住めるので注目が集まっています。

ただし、借主がカスタマイズできる範囲は契約内容によって異なります。オーナーの許可なく部屋をDIYすることはできませんので、必ず事前に確認しておきましょう。

黄 威翔/宅地建物取引士
黄 威翔/宅地建物取引士

初めから「DIY可能物件」として募集されていなくても、交渉次第では借主負担でリフォームできる場合があります。内見時に案内してくれた担当者に問いあわせてもらうとよいです。

借主負担でリフォームする場合は、退去時の原状回復についてどうするのかについてもしっかりと取り決めておくことを忘れないように気をつけてください。

古いアパートのインテリアをお洒落にするアイデア

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リノベーション済みの物件でなくても、次のような方法を使えば工夫次第でお洒落な空間を実現できます。

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実例写真を参考にしてイメージをつかむ

インテリアをお洒落にするためには、実例写真を参考にしてイメージをつかむとよいです。たとえばインターネット検索すると、実際に築年数の古いアパートに暮らしている人のインテリア術を参考にできます。

どのような住空間を実現したいかイメージできていても、実際に手を加えるのは難しいものです。そのため闇雲にお洒落にしようとするのではなく、他の人のアイデアを参考にすることで方向性を決めるとよいです。

お洒落度をアップさせるDIYのポイント

インテリアをお洒落にしたいがために手を加える場所が増えると、お洒落度が中途半端になりがちです。お洒落度をアップさせるためには、次のようなポイントを押さえておくとよいです。

壁や床を変えると雰囲気が変わる

インテリアのお洒落度をアップするために、まずは壁や床のイメージを変えてみましょう。たとえば壁紙を張り替える場合、壁全体だけでなく次のようなポイントに絞るだけで印象が変わります。

  • ふすまだけ
  • 収納部分だけ
  • キッチン周りだけなど

貼って剥がせる壁紙やフローリングシートを活用すれば、退去する際にも原状回復できるのでおすすめです。

家具のテイストは統一する

インテリアのお洒落度をアップさせるためには、家具のテイストを統一するとよいです。家具のテイストや全体の色味を統一させることで部屋全体がスッキリして見えるようになります。

たとえば、白い壁紙の部屋ならナチュラルテイストの家具がおすすめです。古いアパートは和室の物件も多いため、次のように和室に合わせた家具を選ぶと統一感が得られます。

  • ロースタイルの家具
  • 無垢材といった自然素材を使った家具
  • 座卓や座椅子など

和室に合う家具を選ぶ際には、畳に跡がつきにくいものを選ぶと気分に合わせて模様替えもしやすくなります。

不便さを便利に変える

お洒落さを優先すると、どうしても生活が不便になりがちです。そのためインテリアのお洒落度をアップさせる際には、あくまでも使いやすさを意識してみましょう。たとえば、次のようなツールを交換するのも手段の一つです。

  • 古い蛇口→シングルレバーの水栓に交換する
  • 玉ノブ→レバー式ノブに交換する
  • 小さい電気スイッチ→コスモスイッチに交換する、など

また、トイレが古い場合は後付けできる温水便座を設置すると便利さと共にお洒落度がアップします。

リノベーションを依頼する

DIYでインテリアをお洒落にするのは、限界があります。インテリアを大幅に変更したい場合は、プロにリノベーション工事を任せることをおすすめします。

ただし、借りた部屋をどこまでリノベーションしてよいのかをあらかじめオーナーに確認しておく必要があります。退去時に原状回復を求められる場合もあるため、賃貸契約を結ぶ際にきちんと確認しておきましょう。

築年数の古いアパートも工夫次第で暮らしやすい家になる

築年数の古いアパートも工夫次第で暮らしやすい家になる<

近年のアパートはオートロックが一般的となり、オール電化物件も数多く登場しています。築年数が浅いアパートほど最新の設備が整っている場合が多いため、生活が便利になりやすいと言えます。

しかし、築年数が古いアパートでもDIYやリノベーション次第で新築のような感覚を味わえます。自分好みのインテリアにすると初期費用がかかりますが、低家賃で暮らせることは経済的に大きなメリットです。

黄 威翔/宅地建物取引士
黄 威翔/宅地建物取引士

古いアパートでも、良質なアパートは数多くあります。いい物件を見つけて、さらにDIYやリノベーションをすれば快適に住めるようになります。

ぜひ住まいの候補に古いアパートも入れてみてください。