DIYリフォームを成功させるための事前の準備や注意点を解説

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自分の家を住みやすいように、自分好みにリフォームしたいと思う人は多いです。

しかし、リフォームを業者に依頼すると高額になる場合があります。

そのため、少しでも費用を抑えてリフォームを行うために、DIYに挑戦してみようと考えている人もいるのではないでしょうか。

この記事では、自分でできるリフォームを解説します。

なお、マンションの場合は、ドアや窓の取り換えなどマンションの管理規約で行えない場合や、防音のために床材の厚みなどが決められている場合があるため、事前に希望のリフォームができるかを確認しましょう。

編集部
編集部

リフォームできるかを事前に確認する場合は、管理規約の内容を確認しましょう。よくわからない場合やリフォームについて明記されていない場合は、管理組合に問い合わせてみるとよいと思います。

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DIYリフォームの場所決め

リフォーム場所ごとの注意点

リフォームには、簡単に取り組めるものから、手間や時間、技術が必要なものまで様々です。それぞれのリフォームの注意点を見て、挑戦できるリフォームを考えてみましょう。

壁紙のリフォーム|初心者におすすめ

壁は家の中でも大きな面積を占めます。そのため、壁紙の色や柄を変えると、室内の雰囲気をガラリと変えることができます。

なお、DIYで壁紙のリフォームをする場合には、小さな面積の場所(トイレや洗面所など)から始めることをおすすめします。

壁紙ならカッターで簡単に切ることができるので、初心者にも扱いやすく、初めてDIYにチャレンジする人にはぴったりです。

シール状になった壁紙もあるので、初心者でも比較的簡単に張り替えられます。

壁紙を張り替えるときには、既存の壁紙の上に貼る方法と、既存の壁紙を剥がしてから貼る方法があります。

壁紙を剥がしてから貼る場合には、剥がした後に新しい壁紙がきれいにくっつくように、下処理を行ってから貼ります。

また、既存の壁紙に凹凸がある場合には、そのまま上に新しい壁紙を貼ってもきれいにくっつかないので、剥がしてから貼った方がよいです。

床のリフォーム|初心者におすすめ

床は、毎日家族が歩くので、傷みや汚れができやすい部分です。そのため、フローリングの床のリフォームを考える人は多いです。

フローリングの床のリフォームを行うときには、フローリングの床の素材を選ばなければなりません。

フローリングの種類には、無垢フローリングや合板(複合)フローリングなどたくさんの種類があり、自分の好みに合わせて選べます。
使用する木の種類も柔らかいものから硬いものまで様々な種類があります。

ダイニングやキッチンのフローリングなら、防水・防汚加工がされたものや、椅子を動かすときのキズに強いものが適しています。

また、ペットを飼っている場合には、掃除がしやすく引っかき傷がつきにくいものがよいです。
このように、どのようなフローリングが適しているかを判断して、床の素材を選ぶことが大切です。

フローリングの張替えは、自分で選んで張り替えることもできますが、下処理も大変で時間も根気もいる作業です。

最近では、床に貼るだけや置くだけでイメージチェンジできるシートなども売っているので、それらを使用すると簡単に床のリフォームが行えるので、初心者ならこの方法からチャレンジしてみるとよいです。

お風呂場のリフォーム

お風呂場は汚れがつきやすいので、きれいにリフォームしたいと考える人は少なくないでしょう。

しかし、素人がお風呂場でリフォームできる箇所は限られています。また、ユニットバスの場合は、リフォームできる箇所がほどんどありません。

一般的なお風呂場でリフォームできるのは、壁や床の部分です。壁や床の塗装をし直したり、パネルやシート、タイルを貼るというリフォームが可能です。

塗料やパネル、シートなどは市販されているものがあるので、それを利用するとよいです。

塗料を塗りなおす場合には、塗料が剥がれるのを防ぐため、必ず下塗りを行いましょう。また、パネル等を貼る場合には、既存のパネルやシートの上に貼る方法もあります。

この場合、既存の壁の素材をきれいに掃除して、水分などをしっかりとふき取り乾燥させてからリフォームしましょう。
汚れや水分が残っていると、後に貼ったパネルの裏でカビが発生する可能性があります。

また、お風呂場は水を扱う場所なので、壁の境目などにコーキングが必要です。コーキングをすることで、壁や床に貼ったシートやパネルの隙間から水が浸入するのを防ぎます。

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玄関のリフォーム

玄関は、その家を訪ねてきた人がはじめに目にする場所です。

印象に残りやすい場所なので、室内の雰囲気と調和しているかどうかも考慮しながらリフォームを行うとよいです。

玄関は外との出入りに使う場所なので、汚れが気になる人も多いです。このようなときには、たたき部分をリフォームすると、雰囲気も変えることができて、きれいにもなるのでおすすめです。

たたき部分は、タイルを敷いている場合には、タイルを貼り替えることができます。また、シートを貼ることもできます。どちらの方法でも、色を変えるだけで印象が変えられます。

また、玄関のドアをリフォームする場合には、色を塗り替えるという方法があります。また、塗り替えができない素材の場合には、ステッカーやシートでリフォームを行う方法があります。

ただし、ドアを丸ごと変えたい場合には、専門的な知識や特殊な道具が必要になるので、一般的な工務店など専門業者に依頼するとよいです。

押し入れのリフォーム

押し入れのスペースは、いろいろな利用方法があります。中棚を取り払えば、大人が出入りできるスペースになります。よって、机などを置いて書斎にすることも、子供の勉強部屋にすることもできます。

ハンガーラックや棚を置けば、ウォークインクローゼットとして使用できます。

ただし、押し入れは収納するための設備なため、人の重さに耐えられる構造ではありません。人が出入りして使用する場合には、補強が必要な場合があります。

また、窓もないため、空気の循環が悪くカビが発生しやすい環境です。

押し入れのリフォームを行うときには、どのように使用するかによって、安全のために補強工事を行ったり、カビが生えないような材料を使用するなどの工夫が必要です。

DIYを始める前の準備

  • 必要な工具・材料を揃える
  • 作業工程を考える
  • リフォーム場所を正確に採寸
  • 工事前の養生

リフォームをDIYでする場合には、事前に作業の内容を把握し、工程を考えましょう。

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必要な工具・材料を揃える

DIYを行う場合、すべての材料や道具を自分で用意しなければなりません。そのため、作業を始める前に、作業に必要な材料や道具を事前に把握しておくことが大切です。

もし、材料が足りなかったり必要な道具がなかったりすると、作業を止めて必要な道具や材料を買いに行かなければなりません。

そうすると、作業が中断され、予定通りに作業を進められなくなります。また、売り切れなどで必要なものが入手できない場合もあります。

作業に必要な道具には以下のようなものがあります。

プラス・マイナスドライバー 使用するネジや釘に合ったもの。大小あるとよい。
バール 釘を抜く道具
のこぎり 木を切る道具
へら コーキング材をならすときに使用
紙やすり 木材のざらつきや角をとる道具
メジャー 長さを測る道具
ペンチ 針金を曲げたり、切ったりできる道具
カッター 壁紙やクッションフロアを切る道具
金槌 釘を打つ道具(釘抜きが付いているものもある)
水平器 水平を確認できる道具

壁紙や床板などの材料は、失敗することも考えて少し多め(必要量の1.2倍程度)に購入することをおすすめします。

作業工程を考える

どのような作業が必要か、どのような順番で作業を行うかを事前に考えて、スムーズにリフォームを進められるようにしましょう。

DIYを始めるときには、初めに綿密な計画を立てることが大切です。

作業を行うときには、作業をする人数や作業をする人の経験レベルによって、作業日数が変わってきます。

また、途中で問題が起きて作業が止まってしまう場合もあります。作業工程を考えるときには、日数に余裕をもって考えるようにしましょう。

リフォーム場所を正確に採寸

リフォームを行うときには、リフォームを行う場所の採寸が必要です。
どの範囲のリフォームを行うのか、その広さがどれくらいであるかを正確に把握する必要があります。

採寸が正確でないと、必要な材料の大きさに誤差がでてしまい、ぴったりと施工することができなくなります。

例えば、壁紙をリフォームするときには、壁の正確なサイズを測って、そのサイズにぴったり合うように壁紙を正確にカットしないといけません。

少しでも小さいと隙間ができて、仕上がりに影響し見栄えがよくありません。

床のリフォームでは、床材のサイズがぴったりでないと、隙間ができたり、きっちりとはまらない可能性があります。

そして、歩くたびに床がきしんだり、へこんだりするなどのトラブルにつながりかねません。

リフォームを行うまえには、施工後のトラブルを避けるためにも慎重に採寸を行いましょう。

工事前の養生

DIYを行うときには、リフォームを行う箇所以外の内装や設備などが、道具等で汚れたり破損したりすることを避けるために、ペンキやボンドが他の場所につかないように養生テープを貼ったり、汚れたら困るものにビニールシートをかけるなどの、工事前の養生が必要です。

マンションのような集合住宅で、DIYで大規模なリフォーム工事をする場合には、エントランスから個人の家までの共用部分やエレベーターの養生も必要です。

なぜなら、DIYを行うときには、大きな木などの重たい材料を台車で運ぶことがあります。
このとき、台車自体をぶつけたり、台車に乗せているものを落としたりしてキズが付いてしまうことがあるからです。

また、部屋の中でも、施工を施す場所以外の場所は、養生しなければ、キズや汚れがつく可能性があります。
そして、家電に細かい木くずが入ると故障してしまう可能性もあります。

作業を行う前には、作業する範囲を決めて、それ以外の範囲に汚れや傷ができないようにすることが大切です。

編集部
編集部

廊下やエレベーターを養生する場合には、管理組合や管理会社、管理人さんなどに届出をする必要があります。

DIYのメリット

自分のアイデアそのまま実現できることや費用が安くなることが、DIYリフォームの大きなメリットです。

  • 費用を抑えることができる
  • オリジナリティを発揮できる
  • 技術が身につく

費用を抑えることができる

DIYはその言葉の通り、自分で作業を行うため材料費や道具代以外はかかりません。自分の技術と体力、根気があれば、作業が可能です。

通常、専門の業者にリフォームを依頼すると、材料費のほかに人件費がかかります。この人件費を省くことができるので、DIYだと大きく費用を抑えることができます。

また、材料も自分の予算を考えながら選べるので、業者よりも安いものを選ぶこともできます。

オリジナリティを発揮できる

業者に依頼してリフォームを行うときには、どのようなものにしたいかを伝えなければなりません。しかし、自分がイメージしているものを正確に人に伝えるのは難しいことです。

さらに業者に依頼する場合だと、自分が考えているプランを全て実現できるわけではありません。

その点、DIYのリフォームならば自分が考えたアイデアをそのまま活かして作業することが可能です。
自分自身が作業するので、仕上がりの時点で違和感を感じることは少ないでしょう。

技術が身につく

DIYを行うには、作業方法や材料、道具などの知識が必要です。アイデアを実現するために必要な作業や材料、道具を調べて用意するなどの事前の準備が大切です。

そのため、DIYを行う前には、ネットや本で調べたり、経験者にたずねたりする人は多いです。

このように、下調べをしたり、人に聞いたりすることで、DIYに対する知識を増やしたり、技術を身につけたりできるというメリットがあります。

DIYのデメリット

多くの時間がかかる可能性があることや、失敗することもあるということを理解してから挑戦するとよいです。

  • 時間・手間がかかる
  • 想像していた通りにならないことが多い

時間・手間がかかる

平日は仕事をして、DIYに割ける時間は週末のみという人も少なくないでしょう。
このような場合、なかなか作業を進めることが出来ず、完成するまでに多くの時間がかかります。

専門の業者が2,3日で完了する作業であっても、週末に一人で行うと何カ月もかかることがあります。
DIYには、時間がかかっても飽きずにこつこつと作業を進められる根気が必要です。

想像通りにならないことが多い

自分のアイデアを自分で作業して実現できるのはDIYの醍醐味ですが、必ずしも自分がイメージしてた通りに作れるわけではありません。

経験不足から、形や色が思い通りにできなかったり、仕上がりが満足できるものでない場合もあります。

また、作業を進めているとトラブルが起きて、作業をやり直さなければならないこともあります。さらに材料を再度揃えて、作り直すということも起こります。

このように作り直しなどをしていると、業者に依頼するよりも費用が高くなってしまうことがあります。

また、作業を専門の業者のように完璧にこなせるわけではないので、施工後に不具合が起こることもあります。
DIYだと安全面に不安を感じたり、その後の住み心地がいまいちということも起こりかねません。

もし、少しでも作業に不安を感じるのであれば、その部分は業者に依頼するなどして、できる範囲でDIYのリフォームを楽しみましょう。

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DIYが難しい場合はリフォーム業者に頼もう

しっかり準備をしてDIYリフォームを楽しもう

DIYは、しっかりと下調べをして、準備をすれば家の中の色々な部分のリフォームができます。しかし、すべての作業を自分で行うため、時間もかかりますし、体力や根気が必要となる場合もあります。

初めは簡単なリフォームからチャレンジして、経験や知識を増やしながら少しずつ難易度を上げていくのも1つの方法です。

自分のアイデアを活かして、自分好みのリフォームを実現するためにも、しっかりと準備をしてリフォームを楽しみましょう。

自分でリフォームするのが難しい部分はリフォーム業者に依頼するのもいいでしょう。

工事内容によっては半日で完了するものや制度を利用して予算を抑えながらできるリフォームもあります。

こちらの記事では費用や日数がどのくらいかかるのか、業者の選び方など記載していますので、合わせて読んでみましょう。