壁紙リフォームを成功させる方法と知っておきたい費用と施工の流れ

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壁紙リフォームで、部屋の印象は随分変わります。また、壁紙の種類も豊富にあるので選ぶのも楽しいです。

最近の壁紙は、敏感な人のためにアレルギー対策ができる壁紙、子供が落書きしてもすぐ消せる壁紙、ペットのにおいがつきにくい壁紙など、様々な種類があります。

しかし、壁紙のリフォームは、費用面でどれぐらいかかるのか、施工するにあたり業者をどうやって選べばよいか、施工前の準備はどうすればよいのかなど、事前に調べておくこともたくさんです。

壁紙のリフォームにかかる費用、施工の流れなど、壁紙リフォームを失敗しない方法を取り上げて説明します。

この記事の監修者

黄 威翔/宅地建物取引士

黄 威翔/宅地建物取引士

この記事の監修者プロフィール
台湾出身。日本で不動産業と出会い、一年目で宅地建物取引士を取得。 地方の不動産会社に長年勤務し、日本全国の中古不動産の売買仲介を担当。
 日本の方はもちろん、外国の方の対応経験も豊富で様々な視点から日本の不動産市場をご紹介しています。

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壁紙のリフォームでかかる料金

壁紙のリフォームでかかる料金

壁紙には、色々な素材や柄があり、気に入った壁紙を選ぶのも楽しみのひとつにもなります。

壁紙(クロス)の種類には、素材やデザインに応じたグレードがあります。グレードによって壁紙の料金は異なります。

料金相場は壁紙(クロス)のグレードで違う

住宅に使われる壁紙には、素材やデザイン、機能性の違いによってスタンダードクロス、ハイグレードクロスという大きく二つのグレードに分けられます。

施工業者や住宅販売会社から渡される壁紙サンプルのカタログは、スタンダードクロスであることが多いです。

壁紙のグレードは主に2種類

スタンダードクロスは「量産型クロス」ともいわれ、住宅などでよく使われているクロスです。戸建住宅だけでなく、マンションやアパートにも利用されており、バリエーションは各社70種類程度で、料金は安く設定されています。

スタンダードクロスは、厚みがあるものが多く、壁にへこみやくぼみがあっても使用できるものがほとんどです。

一方、ハイグレードクロスは「1000番台クロス」と呼ばれており、デザインや機能性のバリエーションが豊富です。

はっ水効果や消臭効果があるものや、汚れに強いものもあるので、玄関にはハイグレードクロスを使用し、リビングや各部屋はスタンダードクロスを使用するなど、使いわけてもよいです。

ハイグレードタイプは、各メーカーから数百種類が販売されており、シンプルものから斬新なデザインのもの、キャラクターがプリントされたクロスなど様々なものがありますが、スタンダードクロスに比べると、料金は高めになります。 

スタンダードクロスの相場

スタンダードクロスの1平米(1㎡)あたりは、約800円から1,500円です。

ハイグレードクロスの相場 

ハイグレードクロスの1平米(1㎡)あたりは、約950円から2,000円です。

単位表記によって違う料金

クロスの料金は、単位表記によって違います。

  • 平米単価は〇〇円/㎡
  • メートル単価は〇〇円/m

表示が平米なのか、メートルなのかで料金が変わってくるので注意しましょう。

平米については、1㎡あたりの費用の計算になりますが、メートルは幅90cmで計算します。

壁紙1mは、100×90cm=0.9㎡の計算になり、料金が変わってくるので事前に業者に確認しましょう。

壁紙リフォームの主な施工費 

壁紙(クロス)の料金の他に、以下のような施工費がかかります。

  • 養生費   床や壁、家具などをビニールシートなどで保護する
  • 下地処理費 壁紙を貼り替える前に壁の汚れを落とし補修する
  • 廃材処分費 剥がした壁紙を処分する(約1mで計算する)
  • 荷物移動費 壁紙を貼り替えるときに家具を移動させる

工事費にどのような費用を含むのかは施工業者の自由なので、壁紙貼り替え費用や産業廃棄物処分費用以外でかかるものは、諸経費としてまとめて見積りを出してくる業者もあります。

黄 威翔/宅地建物取引士
黄 威翔/宅地建物取引士

施工依頼をすれば見積書が出るので、業者に工事費込みなのか別途かかるのかを確認しましょう。

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壁紙リフォームの基本の流れ

壁紙をリフォームする基本の流れを説明します。

壁紙リフォームの基本の流れ

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一般的な壁紙リフォームの流れ 

施工業者に連絡し、現場調査をしてもらいましょう。壁紙をリフォームする場所の採寸をしてもらいます。壁紙のカタログを見て、どんな壁紙にするかを決めます。

後日、もしくはその場で見積りが出ます。当日は工事の説明があり、施行箇所や注文した壁紙に間違いがないかの確認をします。

施工当日は、次のような流れで工事が進んでいきます。

  1. 床や家具、電化製品などに傷がつかないように養生します。壁紙貼り替えの支障となる家具を、施工業者に移動してもらいます。
  2. リフォームしない部分をシートで被い、コンセント部分も汚れや傷がつかないように養生を行います。
  3. 古い壁紙を剥がし、下地の処理をします。壁に凹凸がある場合は、パテ処理を施し下地補修をします。
  4. 糊付けをした壁紙を貼ります。採寸し裁断された壁紙をつなぎ目がわからないように貼っていきます。
  5. 施行←施工、または工事 が終われば、家具や荷物を元の場所へ戻し、養生シートをはずして後片付けをして完了です。
黄 威翔/宅地建物取引士
黄 威翔/宅地建物取引士

作業をする部屋は、できるだけ物を置かない状態にしておくに越したことはありません。動かせないものは養生するしかありませんが、動かせるものはどけておく方がよいと思います。

また、換気のために窓や玄関を開け放しておくことになります。もし、リフォームする季節を選べるのでしたら、真夏や真冬は避ける方がよいです。</b>

リフォームにかかる時間 

壁紙のリフォームは、生活をしている状態だと、施工しながら家財道具を動かすので時間がかかります。

キッチンなどは、衛生面で念入りな養生が必要になります。古い壁紙を剥がすと、目に見えないホコリなどが大量に出るので、養生には時間がかかります。

部屋の広さによってかかる時間は変わりますが、壁紙のリフォームが一部屋ならば、空いてる部屋に家具を移動すればよいので、期間の目安は1日から2日です。

壁紙の貼り替えは、長い期間は必要ありませんが、壁紙を貼り替える部屋の数が多ければ施工期間は長くなります。

4LDKの一軒家だと、すべての施工期間を合わせると、10日前後はかかると考ておくとよいです。

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リフォーム業者の探し方

壁紙の張り替えは、技術力の差で仕上りが大きく変わるリフォームになります。なので、壁紙工事が成功するか否かは、業者選びが9割だといわれています。

リフォーム業者を選ぶときのポイントは3点あります。

  • 費用  相場と比較をしていくらぐらいなのか
  • 仕事  実績はあるのか、評判などはどうか
  • 補償  工事終了したあとに不具合が発生した場合、補修は無料で行うのか

費用面が心配なら、複数の業者に見積りを出してもらい比較しましょう。工事費用の相場を把握ができるだけでなく、工事内容についても比較することができます。

近所でリフォームされていたら、施工後の見学をさせてもらい、施工会社を教えてもらって評判を聞くのもひとつの方法です。

分譲マンションなら、管理会社が契約している施工業者があるので管理事務所に聞けば、信頼のおける施工会社に依頼することができます。また、インターネットの一括サイトを利用すると便利です。

黄 威翔/宅地建物取引士
黄 威翔/宅地建物取引士

あまりたくさんの業者に見積もりを依頼しても、あとで断るのが大変になりますので、だいたい3社ぐらいで比較検討すると良いかと思います。きれいに仕上げてくれることが一番大切ですが、施工をしてもらわないとわからないのも事実です。

仕上がりの状態が不十分であった場合、きちんと直してくれるかどうかをしっかりと確認しておくことが大事です。

黄 威翔/宅地建物取引士
黄 威翔/宅地建物取引士

また、すみっこや梁の幅の狭い所などの施工で手を抜く(つなぎ目が曲がっている、など)場合がありますので、作業が終わったら細かいところまで確認することをおすすめします。

リフォーム前に準備しておくこと

リフォーム前には、部屋の片付けをしておきましょう。リフォームの機材などを置くので広いスペースが必要になります。

家具で隠れている壁は、家具を移動する必要があるので、洋服タンスなら事前に服を全部出してなるべく家具だけで移動できるようにしましょう。

キッチンの壁紙の貼り替えであれば、事前に食器棚の食器を全て出しておきましょう。大切な食器を入れたままにしておくと、移動中割れてしまうと恐れがあるので注意しましょう。

パソコンなどの精密機器は、ほこりが入りやすいので別の部屋に移動させましょう。また、なにかあったときにトラブルに繋がるので、貴重品は別の部屋に移動させておきましょう。

黄 威翔/宅地建物取引士
黄 威翔/宅地建物取引士

壁紙の貼り替えは、思っている以上に細かいほこりが出るので、大事なものは移動させておくことをおすすめします。

費用が高額になるポイント

費用が高額になるポイント

壁紙の貼り替えを行う中で別作業が発生する場合、別途費用がかかる場合があります。

料金が発生する可能性のある作業をご紹介します。

家具の移動

壁紙を貼り替える際に、ソファやテーブル、テレビ台、ベッドなど家具を移動させる場合、施工業者によりますが、家具の移動にも別途費用が発生し、家具ひとつにつき約3,000円から5,000円の費用がかかることがあります。

また、壁紙を貼り替えない部分を保護するために、ビニールシートやマスキングテープで養生をしますが、養生の費用の相場として約20,000円から30,000円かかります。

廃材の量が多ければ、トラックが必要になる場合もあり、別途費用が加算されるケースもあるようです。

施工業者によって料金設定が異なりますが、一般的に廃材処分に約4,000円から6,000円の費用と考えておくとよいです。

築年数により起こる下地の劣化 

家の築年数が30年以上の場合は、壁の下地も劣化が進みかなり傷んでいるので、劣化している部分があれば下地処理をしてもらう必要があります。壁の下地の劣化部分が多ければ多いほど、費用はかかります。

壁の下地処理だけの場合は、約20,000円から30,000円の費用が加算されますが、下地ごと新しいものに入れ替えないといけない場合は、70,000円以上の費用がかかる場合があります。

しかし、プロの目で判断してもらわないと状態はわからないので、施工業者に前もって現地調査をしてもらう必要があります。費用もおおよそでどれぐらい必要なのかを聞いておきましょう。

カビや補修するほどの箇所がある

壁のカビや穴が下地にまで届いてしまうと、下地の補修が必要となり費用が別途かかります。実際、壁を剥がしてみないとわからないことなので、見積りの料金以外に費用がかかってしまう場合もあります。

失敗例から見る注意ポイント

壁紙リフォーム時の注意点

壁紙リフォームの失敗にはデザインについてのアドバイス不足、施工不良、施工後の注意点の説明不足があります。

失敗しないためには、施工経験が豊富で知識がある壁紙リフォームの会社に依頼するのが賢明です。

壁紙以外も交換するか検討しておく

壁紙だけが新しくきれいになってしまうと、窓枠のペンキの色落ちや古さが目についたり、照明や家電の古さが目立ってしまう場合があります。

家電の買い替えや、窓枠、ドアの枠などを交換する場合には、壁紙の貼り替えと同じタイミングで行いましょう。

また、天井のクロスも経年で汚れて古くなっているので、壁紙だけ替えると天井の汚れが目立つ場合があります。なるべく一緒に貼り替えたほうよいです。

壁紙のリフォームと同時に新しく買い替える物、リフォームする場所があるかどうかも予め検討しておきましょう。 

リフォーム後のイメージをしっかり理解しておく 

壁紙選びで失敗しないためには、サンプルブックを壁紙メーカーのホームページから取り寄せ、質感がどのようなものかを確認してから壁紙を選ぶのをおすすめします。

また、床の色を考えずに壁紙を選んでしまうと壁紙だけが浮いてしまいますので、壁紙と床の色を合わるようにしましょう。

色のある壁紙は、大体の床の色とも合いますが、濃い色の床に濃い色の壁紙を合わせたり、暗めの色を合わせたりすると重たい印象になるので注意しましょう。

カラーのバランスも施工業者に相談すれば、経験からアドバイスがもらえるでしょう。

さらに、壁紙と家具の色調を合わせると統一感がでます。家具の色が濃い場合には壁紙をシンプルな色にしたり、薄い色なら同系色でまとめるなどすると、全体的にバランスがよくなります。

換気をこまめに行う 

施工後、丸1日は部屋の換気扇を回し続けて、部屋の換気をこまめに行いましょう。壁紙を貼り替えると、部屋に接着剤のニオイがこもってしまうことがあります。

また、リフォームするにあたり、隣近所には事前にリフォームすることを伝えておくのが賢明です。クロス張り替えの場合、ニオイや作業音によるトラブルが起こる可能性があります。

施工業者によっては、事前に隣近所へリフォームのお知らせの手紙を配布してくれます。

そのようなサービスがない場合は、自分で隣近所に施工予定日の連絡をし、迷惑をかけるかもしれない旨を伝えることをおすすめします。

張り替え直後は触らない

施工した直後は気になる部分があっても触らないようにしましょう。

壁紙リフォームの直後は、壁紙が浮いているように見えてしまいますが、壁紙は、乾燥すればシワが伸びる仕様なので、触らないように気をつけましょう。

黄 威翔/宅地建物取引士
黄 威翔/宅地建物取引士

工事完了後に気になる点があば、リフォーム会社に問い合わせるとよいです。

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流れや費用を把握して納得できる壁紙リフォームにしよう

流れや費用を把握して納得できる壁紙リフォームにしよう

壁紙のリフォームは、部屋のインテリアの一部になります。壁紙を貼り替える前に、どんなイメージの部屋のしたいのかを考えましょう。

落ち着いた雰囲気にしたいのか、モダンな雰囲気にしたいのかなど、壁紙の色、素材によっても雰囲気は変わります。

イメージができたら、費用はどれぐらいかかるのか、施工後の不具合は対処してくれるのかなどを施工会社とよく相談して、あとから後悔のないようにすることが大切です。

施工の流れも頭に入れて、納得のできる壁紙リフォームをしましょう。